「明暗で立体を表現しよう」
アトリエCaima夏休みワークショップ第7弾!
アカデミック造形プロジェクトのメンバーで、画家としてご活躍されている、アタリサオリ先生の美術ワークショップが決定しました!
アタリ先生は、人物画を得意とさています。今回は、人物を描く上でとっても大切な「明暗」について教えていただきます!
明暗とは
人気の絵師さんがよく使う「グリザイユ画法」という描き方があります。
この方法は、すべて「グレースケールで陰影」をを塗り、その後で「色彩」を上から重ねて描くというものです。この方法で描くと立体感のある絵が簡単に描けます。
しかーーし!!そもそも明暗ってどうやって見分けるの…??
実は私はこれが大の苦手です…。マンガの絵を描く際には「線の強弱」を使って立体感を表現するので、「明暗」で表現する方法がよくわかりませんでした。
「子どもたちにもわかりやすく、明暗がわかるようになる方法はありませんか?」とアタリ先生に相談したところ、とても良い練習方法をご提案いただきました✨
カラーイラストや、モノクロイラストでも、立体感や影のつけ方が上手になりますよ~!!
大人の部もありますので、一緒のお悩みがある方はぜひご参加ください。
アタリサオリ先生よりコメント
よく、「立体感がある絵」は上手い絵だと評されます。 その理由は、人間はそもそも立体感がある絵を快く、美しいと思うようにできているからです。
では、この「立体感」とは何でしょうか。 実は立体とは「面」のことなのです。
「面」 とは、形の表面の広がりのことで、光が当たることで、明るいところと暗いところに分かれます。 この明るさと暗さの広がりを使って、人や物を描くことを「面で描く」あるいは「明暗で描く」という言い方をします。
人や物を描く時、ペンや鉛筆を使って線で描くことが多いと思いますが、 絵が本当に上手くなるためには「面で描く」ようになることが大切です。
この描き方、考え方ができるようになると、立体感の仕組み、つまり
(1)物の形がそのものらしく見える仕組み
(2)物が、いかにもそこにある感じに見える仕組み
が分かり、論理的に描くことができるようになります。
これがデッサンをする大きな目的の1つですが、今回はその前段階として、明暗で立体を表す体験していただきます。
内容
5段階のグレートーンの紙で貼り絵をつくります。 明るい面の形と、暗い面の形を切り抜き、画面にどのように置くと立体に見えるかを確かめながら貼り進めます。 こうすることで、単なるグレーの紙が画面の中で突然立体になる感覚を味わうことができ、立体は線ではなく面でできていることが体感できます。
講師プロフィール
アタリサオリ(画家)
岡山大学教育学部 特別教科教員養成課程(美術専攻)
卒業後20年のブランクを経た後に美術モデル海斗氏を描いた事をきっかけに画家活動を開始。 美術解剖学をベースに明暗法を主体としたアカデミックな画風に海外のファンが多く、主に海外に作品を販売。 Rojue派として独自の人物画表現を追究している。 美術解剖学会/日本認知科学会/日本視覚学会 会員 アカデミック造形研究プロジェクト 副理事
日時&料金
日付 | 8月26日(土) |
場所 | アトリエCaima |
時間 | 親子・こどもの部(小学4年~高校生まで)10:00~13:00 大人の部 14:00~17:00 |
料金 | 親子 3,300円(税込)※保護者1名+こども1名 こども一名追加+1,100円 こども 1,650円(税込) 大人 2,200円(税込) |
定員 | 各回8名(先着順) |
※保護者1名につき、こども2名まで。
※小学生の方は、必ず保護者付き添いください。
※低学年でご希望の方は、一度ご連絡ください。1~2名程度でしたら受け入れ可能です。3時間集中して作業できるのが条件です。
持ち物
- B4サイズスケッチブック (352×251mm)
- のり
- ハサミ(カッターの人はカッティングボードも必要)
ご予約はこちらから
- ワークショップは希望のコース開講日でお申し込みください。
- 当教室からのお返事メールをお送りしますので、ドメイン指定受信で「info@caima.jp」を許可するように設定お願いいたします。
日時を選び、指示に従ってご記入ください。
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