2025年7月26日(土)に開催された、日本画家・小山大地先生によるワークショップのレポートです。
参加者のみなさんが、それぞれとても夏らしく、さわやかなうちわを制作してくださいました。
今回は、講師の小山先生ご本人が、振り返りのレポートを書いてくださいました!

下図を決めよう

はじめに、白いうちわに何を描くかを決めました。
お手本を参考にする方もいれば、自分で描きたいものを考えて参加してくれる方もいました。
モチーフが決まったら、チャコペーパーを使って下図をうちわに転写していきます。
うちわには骨があり凹凸があるため、少しずつ確認しながら慎重に写していきました。
隈取りで陰影をつけていこう


下図を写し終えたら、次は墨を使って陰影をつけていきます。
筆は2本用意し、1本は墨用、もう1本は水だけを含ませてぼかし用に。
この2本を交互に使いながら、丁寧にぼかしを加えていきました。
この作業の丁寧さによって、後の着色の仕上がりが大きく変わります。
みなさんそれぞれに工夫しながら、集中して取り組んでいました。
いよいよ着色して完成へ



隈取りを終えたら、しっかりと乾燥させてから、透明水彩で着色していきます。
墨で陰影がついているため、一度塗りでも深みのある色合いが表現できました。
最後にサインを入れて、完成です!
まとめ


今回は、下図作成・転写・隈取りといった日本画の制作工程をなぞりながら、うちわに絵を描いていただきました。
同じ手順・同じ絵具を使っていても、それぞれの“手の感覚”によって一つひとつの作業に個性が現れ、とても素晴らしい作品に仕上がったと思います。
野菜や果物、金魚、かき氷など、選ばれたモチーフも夏らしく、見ていて涼しさを感じました。
飾っても、実際に使っても楽しめる、そんなうちわになったのではないでしょうか。
※使用の際は、水分や日光にご注意くださいね。
余談になりますが、講師自作の硯を使ってもらえたことも、うれしい出来事でした。

以上、小山先生によるワークショップレポートでした。
次回の小山先生のワークショップも、どうぞお楽しみに!
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