2023年4月開講予定!「ゆるく、楽しく、本格的に。」
大阪・阪急十三駅近くにある「アトリエCaima」で
こどもマンガ・イラスト教室の講師つとめる、マンガ家・イラストレーターのカイマミカです。
個展まで、気づけばあと3週間。ただいま、準備の真っ只中です。今まで描いてきたマンガやイラストがたくさんあるので、できるだけ多く観てもらいたいと思っています。
そして、個展期間中に無料でこどもマンガ・イラストワークショップも開催します。
どんな内容なのか気になる方に、先月開催したワークショップの様子をご紹介したいと思います。
初心者大歓迎!「つけペンで描いてみよう!」マンガ・イラストの描き方ワークショップ
「つけペン」とは
「つけペンっ知ってる?」とこどもたちに聞くと、 「〇ンピースの先生の動画で見た!」 と答えてくれました。
そうです、みんなの大好きなマンガ家さんたちが愛用している道具が「つけペン」です。
つけペンは、先端にみぞのあるペン軸に、ペン先をつけ、インクにつけて描く筆記用具です。
ペン先には、少年マンガで一番よく使われている「Gペン」、少女マンガの繊細な細い線が描ける「丸ペン」、マンガ界の巨匠・手塚治虫先生が愛用していたという「*サジペン」など、たくさんの種類があります。
その中から自分の表現したい“線”に合ったもの選び、絵を描いていきます。
*サジペンはメーカーによって名前が変わります。ここでは「サジペン」で統一します。
「つけペン」で線を引いてみよう!
さっそく、「つけペン」を使って線を引く練習をしてもらいます。
前回は「日本字ペン」を使って描いてもらいましたが、次回からは「サジペン」を使ってもらおうと思っています。どちらも、初心者が使いやすいペン先です。
ワークショップでは、実際に私が描いているところを見てもらいながら説明します。
実はこの「つけペン」、めちゃくちゃクセがすごい道具なんです(笑)
慣れるまで、なかなか上手く線を引くことができません。そのため、多くの人が挫折してしまいます。かくゆう私も何回もチャレンジしては、挫折しています…(笑)
それでも多くの漫画家が愛用するのは、「つけペン」を使いこなすことができれば、
最強の表現の味方になってくれる道具だからです。
みなさんも読んだことがある少年漫画のバトルシーン。
スピード感や鬼気迫る表情、力強さなど、それらすべてを「つけペン」で表現できるのです。
使い方にはちょっとコツが必要ですが、みんな少し説明を聞いただけで、スッと使いこなしてしまうのですごい!
イラストにペン入れしてみよう!
線を引く練習で慣れてきたら、いよいよ本番。
私が用意したイラストか、自分の描いた絵にペン入れをしてもらいます。
最初は恥ずかしがって自分の絵を描かなかったこどもたちですが、場が和んでいくうちに、
「先生、新しい紙ちょーだい!」
と、自分のイラストを描きはじめてくれました。
「今この漫画にハマってて~」
「あのアニメのキャラと、このアニメのキャラの声優さんが一緒なの!」
などなど、作業しながら好きなマンガやアニメのことで話が盛り上がります。
好きなものが同じなので、初対面でもすぐに仲良くなってしまいます。
教室のコンセプトでもある「ゆるく、楽しく、本格的に」は、
やることは本格的だけど、作業中は楽しくおしゃべりしながら、同じモノが好きな友だちと過ごす時間を大切にするという意味が込められています。
最後に、みんなで描いた作品を見せ合います。
同じイラストの下絵でも、ペン入れする人によって、これだけ個性がでてきます。面白いですよね。
繊細で丁寧に線を描く人、ダイナミックな線を描く人、下絵を自分でどんどんアレンジしていったり、それぞれ違ってそれぞれがとってもいい。
「つけペン」は、その人の持っている個性がダイレクトに表現される道具でもあるんです。
自分の性格に合ったペン先をみつける楽しみもありますよ。ぜひ色々試してみてくださいね。
初めてでも大丈夫!あなたも一緒に体験してみませんか?
カイマミカ個展期間中は無料です!
【こどもマンガ・イラストワークショップ】
- 11月3日 (祝・水)
- 11月5日 (土) 残り2席
- 11月6日 (日)
時間:10:00~11:00(90分)
場所:アトリエCaima
対象:小4~高校生まで
定員:各4名
※3兄弟の方は予約時に、ご相談ください。少し狭くなりますが、座席をつめてお座りいただけます。
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