2024年8月18日(日)、中林朋子先生による『「箱庭あそび」を体験してみませんか』ワークショップが開催されました。
このワークショップは、心理療法としてではなく、遊びとして創作を楽しむことを目的としています。
今回は、中林先生自身が記事を執筆してくださいました!
~「箱庭あそび」にはどんなことが期待できる?~
・子どもの心の成長に必要な「遊び」が体験できます。
・普段、頭や気持ちが忙しい方も、感覚や直感を活性化させることができます。
・自分の気持ちやストレスに気づきにくい、それらを言語化することが苦手な方も「気づき」を得られる可能性があります。
箱庭あそび
箱庭を体験していただくにあたり、いくつか説明を行った後、制作を開始しました。
箱庭は、ミニチュアのアイテムを目で見て選び、手にとって、砂箱の中に置いてみて、それを眺め…しっくりこないものは置き直し、また、自分の置いたものが刺激となり次のアイテムを選ぶなど、心と体を使って製作します。
ほぼ全員の方が、制限時間(30分)いっぱいを使って製作してくださいました。
※参加者の皆さんから許可をいただき、箱庭の一部の写真を掲載しています。
制作が終わった後は、完成した箱庭を制作した方と一緒に眺め、箱庭に込められたお話や意味があれば伺いました。また、感想などをお聞きし、私自身の感じたことや思ったことをお伝えする時間も設けました。中には、箱庭の作品が刺激になって、自然とご自身の話に発展することもありました。
参加者の感想
今回参加されたお子様2人の感想を代表でご紹介します。
中林朋子先生の感想
今回は、ミニチュアのアイテムがたくさんあることに驚く方が多かったです。
建物、石や木、植物、魚・爬虫類・昆虫・鳥~哺乳類、様々な年齢・職業の人間、生活用品、乗り物、死や不吉なものを象徴するもの、架空のフィギュアなど、長年集め、作ってきたものですので、楽しんでいただけたのでしたら嬉しいです。
イメージした世界を作っているうちに、思っていたのと違うものを思わず置いていたなど意識だけでなく無意識からのメッセージを受け取った方、自分が内的に大切にしているもの、まさに生来の自分を表現してくださった方など、どの方の箱庭にもじつはかなり感動していました(あまり表には出ていなかったかもしれませんが…)。
今回は、1回限定のワークショップでしたが、定期的に継続して箱庭制作をしていただける機会も作ることができたらなと思いました。
ともあれ、次回もみなさんの視覚、創作意欲、意識、無意識を刺激できるようなアイテムをさらに充実させて参加したいと思っていますので、お楽しみに!
まとめ
今回は、参加者の皆さんが作った箱庭をカイマにも見せてくださり、お話を伺うことができました。「これは私で、これは友達!」「これは色々な種族がいるの」など、ご自身が作り上げた世界を楽しそうに案内してくれる姿が印象的でした。誰一人として同じ世界が生まれない箱庭の面白さや、「こういう表現方法もあるんだ」といった新たな発見があり、人の心の奥深さを改めて感じました。皆さまのパーソナルな作品にもかかわらず、写真の許可をいただいたり、快く私にも見せてくださり、本当にありがとうございました。
中林先生もおっしゃるとおり、箱庭は継続して作るのも大切なのでまた機会を作りたいと思います!
カイマ
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