2024年8月12日(月・祝)、美術解剖学モデル・海斗先生による「ポーズの作り方」のワークショップを開催しました。
アトリエの生徒に加え、漫画家やゲームのキャラクターデザイナーなど、さまざまな職業の方々も参加され、人物を描く上で知っておくべきポーズの基本を学びました!
今回は、海斗先生自らレポートを書いてくださいました(^▽^)/
人の形とは四つに大別できる?!
人の形とは、どんなポーズをとっていても ① コントラポスト(左右非対称 ②コア(かたまり) ③スパイラル(ねじり) ④スペース(空間・すき間) という四つの要素の組み合わせでできています。ここで文字で書いてもわかりませんけど、わたくし海斗が実演して見せて基本を示したうえで、私が出したポーズにどの要素が含まれているのかを口に出してもらう事で「見る力」を養いました。
姿勢を支配している「骨盤」を知る
姿勢って、骨盤の傾きや付き方と密接な関係があります。男女の差や生活習慣から来る要素、それが骨盤の上下に位置する上半身と下半身の姿勢にどう影響するのかを実演で見てもらう事で、人の立ち姿、姿勢というものの基本を知ってもらいました。参加者は自分でそのポーズをとってみたりもしました。
ポーズ(または姿勢)の見抜き方を知る
骨盤の影響として巻き肩、猫背の時の腕の位置の変化や、女子の立ち方、老人の歩き方を表現する俳優のテクニックをお教えし、また胸を張る・すぼめる時の肩の位置を知るなど、絵として描く局面の多い瞬間を実演とスケッチでマスターしました。
男女ダブルポーズのクロッキーに挑戦
カイマさんが女性モデル役を買って出てくれて、海斗との男女ダブルポーズのクロッキーが実現。
「難しい。。」という声の中、皆さん描き切りました!
参加者感想
講師(海斗)の感想
少人数の大学のゼミ形式さながらのセミナーは、内容が濃かったです。中学1年生も居ましたが内容は大人向け、しかもゲームやアニメ会社で仕事をしているプロ相手の研修とほぼ同じ内容でやりましたから、皆さんは頭から煙が出ていたかもしれません!!それでもみんなやり切りました。とても子供対象の漫画塾のセミナーとは云えない内容でしたが、中1生は子供扱いされずホンモノに触れたことは良い経験になったはずだし、大人は「人のかたち」にまた造詣が深くなったことと願っています。
まとめ
二日間にわたり、海斗先生による美術解剖学とポーズの作り方のワークショップが開催されました。
今回、参加した子どもは中1と高3の二人だけでしたが、海斗先生のおっしゃる通り、子ども扱いはせず、大人と同等の授業を受けてもらいました。二人の感想からも、非常に刺激を受けたことが伝わり、とても良い体験になったのではないかと思います。
大人の方も、教科書に載っていない知識や目のまえで触れる、自分の体で確かめることによって、より深く学びが得られたと思います。カイマ自身も多くの学びがあり、今後授業で子ども達に還元できればと考えています!
また来年も開催される予定とのことなので、お楽しみに!
カイマミカ
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