🌻「男女の“らしさ”を描く!美術解剖学講座」海斗先生ワークショップレポート(2026.8.8−8.9)

2026年8月8日(土)・9日(日)の2日間、美術解剖学モデル・海斗先生によるワークショップを開催しました!

ヌードデッサン初心者の方からプロの漫画家まで、さまざまな方が参加。

男女の骨格や仕草の違いを学ぶ講座から、漫画家向けのスーツ講座、日常のポーズを360度から観察する講座まで、今年も内容の濃い2日間となりました。

参加者からのリクエストも止まらず、両日とも時間を延長するほどの盛り上がり!

白熱したワークショップの様子をお届けします。

※ヌード写真は、サイトやSNSの検閲対策としてモノクロで掲載します。


目次

1日目|男女の違いをじっくり個別指導!

1日目の午前は、なんと参加者がお一人!

完全個別指導という、とても贅沢な講座になりました。

参加してくださったのは、普段は水墨画を描かれているプロの先生です。

人物デッサンは苦手で、これまで避けてきたそうですが、「この機会に勉強したい」とご参加くださいました。

海斗先生が、男女の骨格や筋肉、仕草の違いを一つずつ丁寧に解説。

普段から絵を描かれているだけあって、スケッチで形をとらえるのがとてもお上手!海斗先生の肉体美もしっかり観察されていました。

参加者がお一人だったからこそ、疑問に思ったことをその場ですぐ質問できる、じっくり濃密な時間となりました。


漫画家のためのスーツ講座!

午後は、漫画家向けの「スーツ講座」を開催しました!

参加したのは、漫画家やイラストレーター、そしてアトリエに通う高校3年生。

今回スーツをテーマに選んだのは、私が漫画を描くうえで、今まさに必要だったからです!!

海斗先生は、普段はビジネスマンとして働いていらっしゃるので、スーツについてもお手のもの。

スーツの基本的な知識から、種類による仕立てや縫製の違い、ビジネスマナーまで詳しく解説してくださいました。

ノーマルスーツ、スリーピース、ダブルスーツからカジュアルスタイルまで、たくさんの種類を実際に着ていただきました。

そして、

「腕まくりをしながら、ボタンを外してください!」

「上着を脱いでください!」

など、漫画家たちからのリクエストが止まらない(笑)。

服を着た状態だけでなく、腕を動かしたときに布がどう引っ張られるのか、上着を脱ぐ動作の途中でどんなシワができるのかまで、さまざまな角度から観察しました。

時間をオーバーしても、次々とポーズのリクエストに応えてくださった海斗先生。本当にありがとうございました!


2日目|男女の骨格と仕草の違い

2日目の午前は、アトリエの中学1年生・中学2年生と、保護者の方が参加してくださいました。

筋肉ムキムキの男性の身体を間近で見るのは、3人とも初めて。

海斗先生が上半身裸で登場すると、思わず「おおっ!」と歓声が上がりました。

そこから、男女の骨格の違いと、そこから生まれる仕草や動きの違いを丁寧に解説。

男性と女性では、単に身体の大きさが違うだけではありません。

骨盤や肩幅、重心などの違いが、立ち方や腕の動かし方、自然なポーズにも表れます。

皆さん、海斗先生の動きを見ながら熱心に話を聞いていました。


漫画家向け!360度アングル講座

午後は、漫画家向けのアングル講座です!

日常の何気ない仕草を、正面だけでなく、上や下、斜め、後ろなど、いろいろな角度から観察しました。

参加者は漫画家4名と、初心者の方1名。

漫画家たちは、シャッターチャンスを逃すまいと、海斗先生のまわりをグルグル回りながら360度から撮影していました(笑)。

実際に漫画を描いていると、正面や横だけでなく、俯瞰やあおり、背後から見たポーズなど、資料を見つけにくいアングルがたくさん必要になります。

今回も、

「この角度からお願いします!」

「次は、この動作をしてください!」

と、リクエストがバンバン飛び交いました。

こちらも時間を延長して、たくさんのポーズに応えていただきました!


参加者の皆さんからの感想

参加者の皆さんから、たくさんの感想をいただきました!

「男女の描き方がよくわかった」

「人の体を描いた方が、ポージングが取りやすかった」

「人を描く時、男性と女性の描き分けや、男らしさ・女らしさを知れたと思います」

「普段なんとなく目にしていることが、一つ一つ腑に落ちるのがとても楽しかったです」

「学校の美術では絶対に受けられない内容を多く知れました。男性をよく描くものの、細かい体のラインや筋肉の筋、単純な違いも知れて、スーツについても細かい名称・種類も教えてくださって、貴重な時間を体験できました」

「情報量がすごくて圧倒されました。ヌードもスーツも役に立ちそうな素材写真がたくさん撮れて助かりました」

「不安に思っていたポーズなども見れてよかったです」

海斗先生からのコメント

2日間にわたる美術モデル海斗のセッション、今年も多くの方にお集まりいただきありがとうございました。

裸の人体と言うものを初めて観る方もおり、ましてや男性のオールヌードなど…と言う方には印象強い夏休みだったかもです。かたや猛者の漫画家さん達からエネルギーいっぱいの質問をもらい、モデルとしてもとてもアクティブで楽しい時間でした。

初日午後はスーツ。スーツについてこれほど多くのニーズがあるとは!!参加者さんは当然のごとく全員女性でしたが、男性に当たり前の事が女性には情報のブラックホールだったのですね。

シングル、ダブル、スリーピース、ビジカジ(ビジネスカジュアル)、カジュアルジャケット、などのスーツ類を持ち込んで全て着せて見せた上でその縫製や構造、そして動いたときの姿を解説。靴紐を結ぶ背後からの姿なども。

ゴージ、ラペル、フラップ、など女性の皆さんには馴染みの無い単語も出ましたけど 「スーツの解像度が上がった!」「ヤバい今の作品描き直し!」とか、ワイワイと賑やかなセミナーになりました。カイマさんが来年も企画してくれるかなと願ってます。

2日目は、午前はアトリエカイマの子供たちが来てくれました。これがうれしい!「仕草の男女差」をテーマに、男性女性にありがちなそれぞれの仕草を2時間で。これだけの時間じゃ足りない!と言うことになったけど、子供たちには人の普段の仕草に対する関心を持ってもらえたかなと思います。

午後は漫画家さん中心に集まって、ポーズのリクエスト特集。まあ、出るわ出るわリクエストのオンパレ。それぞれが描いている作品で困ったシーン、よく分からないカタチなど次々とお見せします。ここでもスーツ姿でそれをやるとどうなるか、剣を持ったら、ピストルをスーツから出したら、Tシャツならば、、と様々なTPOで演じさせてもらって、果ては企業での会議の様子、婚活面談のやりとり(これはカイマさんですけど)なんてのも。

ネット上に資料が落ちていないことを、自分のカスタムで好きな角度からみなさん見てもらえたのでものすごい回数のシャッター切られました!それぞれの仕事で絵になったものが見たいなぁ。

これも来年またやりましょうね、カイマさんよろしくです。


2日間で撮影した写真は、なんと1700枚!

今回の講座は、「自分の漫画に使う資料を撮りたい!」という、私の個人的な思惑もあり企画しました(笑)。

開催してみて驚いたのは、私以外にもスーツを描くことに困っている方が、たくさんいたことです。

身体の構造だけでなく、スーツの仕立てやシワ、着脱するときの動き、さまざまなアングルから見た日常の仕草まで、漫画やイラストにすぐ活かせる資料をたっぷり撮影できました。

気がつけば、私が2日間で撮影した写真は、なんと約1700枚!!

撮りすぎです(笑)。

とても好評だったので、来年もぜひ企画したいと思います。

現在候補に挙がっているのは、タキシードや軍服!

ほかにも「こんな衣装が見たい」「この動作をいろいろな角度から撮りたい」など、リクエストがあればバシバシ送ってください。

海斗先生、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

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この記事を書いた人

漫画家・イラストレーター。こどもマンガ・イラスト教室講師。
白泉社 Love Jossie にて「曇り空のピクニックで君とキスしたかった」 連載中。

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